山口智子さん 血の結びつきを信用していなかった
● 山口智子さん 血の結びつきを信用していなかった
今でも唐沢寿明さんと
手をつないで寝ていると言われる
研音所属の女優 山口智子さんについて
当時ファッション雑誌「FRaU」のインタビューで
語っていた言葉が、とても印象に残っています。
山口智子さんより
私は特殊な育ち方をしているので
「血の結びつきを全く信用していない」
私はずっと「親」というものになりたくないと思って育ちました。
私は”子供のいる人生”とは違う人生を歩みたいなと。
今でも一片(いっぺん)の後悔もないです。
人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。
もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。
実際に産んでみないと分からないことだと思うけれど…
でも、私は自分の選択に微塵(みじん)の後悔もないです。
夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです。
この背景には複雑な生い立ちが関係しているようでした。
栃木県で江戸時代から続く老舗の旅館を経営する両親の元に生まれます。
山口智子さんが幼い頃は両親は旅館の仕事で忙しく、いつも遊び相手はおばあちゃん。
小学校に入学する頃に、両親はすぐに離婚。
母親に引き取られて、妹と3人で長野県へ引っ越しますが、すぐに家出をして栃木のおばあちゃんのいる旅館へ戻って育ちます。
親権は母親から父親へ移り
長野にいる母と妹とは連絡が途絶え、そのまま疎遠状態に…
この頃から、おばあちゃんの事を「お母さん」と呼ぶようになったようです。
成長するにつれて旅館の跡継ぎ問題が発生しますが
山口智子さんは後を継ぐのが嫌で仕方がなかったようでした。
その後、女優を目指して現在に至ります。
1995年12月に俳優の唐沢寿明さんと結婚します。
唐沢寿明さんは、無名で売れない俳優時代
あの渡鬼こと「渡る世間は鬼ばかり」に出演してました。
生まれ育った家族と環境の生い立ちが大きく関係していたようでした。
ZARDの坂井泉水さんも
「Don't you see!」の中で
裏切らないのは
家族だけなんて
寂しすぎるよ
信じる事を
止めてしまえば
楽になるってわかってるけど
槇原敬之さんも
「北風 〜君にとどきますように〜」の中で
誰かを愛した その時から
家族の意味さえ変わってしまう
どれだけ沢山の人に囲まれていても
なぜか一人でいるような気持ちがずっと消えなくて
でも無理に首を横に振っていたけれど
きっと誰もが みんな違うとは言えずにいるはず
という大切な事を語っておられました。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。