誤送金4630万円 雑所得の税金(一時所得)

誤送金4630万円 雑所得の税金

一時所得の税金解説

山口県阿武町(あぶちょう)で個人の口座へ

「4,630万円」を誤送金してしまった問題について

20代の男性に対して民事訴訟を行う事が正式に決定しました。

これにより男性の名前を公表して4630万円の「不当利益の返還」を求める内容で提訴します。

山口県阿武町の資料

「公金の誤振込とその後の対応について(訴状)」より

本人の個人情報(名前 / 住所)が公表されてしまいました。

訴状(概要)

・訴訟事件: 不当利益返還等請求事件

・提出先(争う場所): 山口地方裁判所荻支部

・原告(訴える人): 阿武町

・被告(名前): 田口 翔(所在地:山口県阿武町大字福田下3437番地)

弁護士費用・交通費・訴訟費用の諸経費にかかった

実費を含めまして

合計 5,115万9,939円の支払いを請求した

という事が判明しました。

当初の金額の4,630万円から

「約486万円」も上乗せされちゃいました。

裁判には「損害賠償のお金を争う民事裁判(払う or 払わない)」と「人が犯した犯罪を争う刑事裁判(人を裁くためにある裁判)」があります。

結局、今回は刑務所に入る必要がない”刑事訴訟”ではなく「民事訴訟」という事でした。

阿武町の町長より

大切な公金の回収に向けて最大限の努力をしていきたい

民事訴訟をして勝った所で

1円もない所からはお金は取れませんので、完全に泣き寝入り状態であります。

完全に”20代男の逃げ勝ち状態”になってしまっています。

それと1つだけ肝心な事を忘れていたのですが、24歳の男性は

住民税が「非課税世帯 = 1年前の年収100万未満」となっています。

こうなってしまった日には最後です。

本当に泣き寝入りとなってしまいます。

非課税世帯となりますので、自分の生活をしていくだけでも手一杯であります。

こうなったら、生活保護から返金してもらうしか術はないのかもしれません。

結局、税金から返金という最悪な流れです。

でも、ここで一番心配なのは

今回の報道が大々的にされる事により

今後、自治体(市役所/区役所/市区町村役場/役所)で同じようなミスがあったら、この20代の男を模範としてマネする人が出そうなのが怖い所であります。

まさに2021年 小田急線&京王線で起きた放火殺傷事件の報道と同じようにです。

事件以降、各地で続々刃物を振り回すジョーカーが登場して刃物による殺人と放火事件が多発してしまったくらいでありました。

悲しい事に自殺報道でも同じ事が言えそうであります。

これを言ってはお終いかもしれませんが、ニュースを参考にして事件を起こしてしまう人は少なからず出てきます。

それを思うと自殺で人が亡くなってしまうような悲しい報道は、速報すらも必要なく、こっそりと一度のみ報道するだけで、本当に十分な気がしてしまいますね…(みんなが悲しくなってしまいます)

どこまでの内容&どの期間まで報道すべきかの見極めが難しい所なのだと思いますが、この問題は永遠のテーマかもしれません。

でも、これだけ世間の注目を集めて話題になってしまうと…?

一度でも、このような前例を作ったら”オシマイだ!”と世論の動向を気にしている検察も力を入れて興味津々な案件になりそうです。

お金は戻らないのかもしれないのですが、

もしかしたら刑事告訴から…?

裁判長の判断にて執行猶予なしの

通称、”別荘”こと

「刑務所行き」の流れも十分ありえそうとも言えます。

執行猶予(しっこうゆうよ)= 裁判確定の日から○年間、その刑の反省期間を設けるので刑務所に入らなくて良いですよ~という意味になります。

既に4,630万円を着服して使い込んでしまっていたら、翌年に「税金」が発生してしまいます。

驚いてしまったのが犯罪(詐欺罪等)をして得たお金でも「所得」として扱われてしまうのが、もっとも恐ろしい所であります。

雑所得4,630万(一時所得)の税金が払えなければ、「刑事罰」になる可能性があるとも言われています。

男性の口座には「誤入金の4630万円」とは別に本来もらえずはずの「コロナ給付金10万円」の合計 4,640万円が入金されているようです。

本来もらえる給付金の10万円は非課税となりますので、4630万が税金に掛かる課税対象(収入)となります。

所得税として、年収4,000万超は税率45%+住民税10%の「税率55%」になります。

な、なんとっ!?

2,500万円近い税金が取られてしまいそうです。

さらに、このまま税金を収めずに逃げ続けていたとしたら…?

税務署へ申告しなかった

無申告課税として20%からの

+500万円の罰金(追徴課税)が追加されて

「合計3,000万円」の税金までに膨れ上がってしまいました。

驚いた事に、まさかの優雅に暮らせる札束イメージで得する所か?

逆に大損をこいてしまいかねない最悪な事態となってしまいました。

なぜか大金を手に入れたとしても

実質、手元に残るお金は少なく

もしも、既にお金を使い込んでいたとしたら

「借金だけ」が残ってしまう摩訶不思議

でありました。

税金大国の日本では大金が入ってもお金持ちになる事は難しいようです。

これが本気の「やばいよ~やばいよ~」です。

ここで絶対に忘れてはいけない内容があります。

唯一、少しでも税金を安く抑えるための収入から引ける経費としては銀行に向かう途中に男性が購入したとされる”100円均一のハンコ(認印)だけ"となってしまいました。

と思っていた所…?

印鑑を購入する前に阿武町から入金がありましたので

”100円すらも経費と認められず”

味方をしてくれないようです。

これは明らかに、誰がどう転んだとしても絶対に逃げない方が良いです。

このままトンズラして逃げ回っても、本当に何1つ良い事はない未来が見えています。

逆に、どんどん自分にとって不利な状況に追い込まれていくだけだと思います。

こんな事は、未来人でも予言者でもない頭が足りない当方ですら分かってしまうくらいであります。

今なら、まだ”刑務所に入らなくても済む最後のチャンス”かもしれません。

逃げずに勇気を振り絞って「素直にごめんなさい」をして、月々払える範囲の分割でも”返済する約束をする最後のチャンス”とも言えます。

でも、一度だけ職員を裏切ってしまった経緯(前科)がありますので、信用を取り戻すのは、かなり大変になりそうではあります。

少しでも、お金が残っているならば、言葉ではなく「行動で示す必要」がありそうです。

まだ24歳という事でしたので、

まさかの一発逆転を狙って仮想通貨のビットコインやらFXで

全財産を使い果たしてしまった。

今度は逆に(阿武町に対して)

すみません、お金貸してくれませんか?

”多額の借金が出来てしまって返せない”です。
(株の信用取引&FXの最大レバレッジ = 何倍もの賭けのギャンブルが原因で失敗しました)

だから、今後は生活保護を申請して月々返済していきます!(自信満々に)

という最悪な結末にならない事を願うばかりであります。

空き家バンクで”月々15万円”をもらいつつ、家賃2万5,000円を支払った上で、

臨時給付金の”10万円だけ”をもらって、大人しく生活していた方が「(今まで)どれだけ幸せな事だったか…」という事に後から気づかされる羽目になりそうです。

失った瞬間に本当の幸せに気づくとは…?

まさに、この男性の事を言っているのかもしれません。

近年では新型コロナウイルス・放火&殺傷事件・自殺報道と悲しいニュースが続きましたが…?

今回の事案から「実は毎日、幸せな事だったんだ」という事を”日々実感して生きる大切さ”を彼のとんでもない言動集から教えてもらったような気がしています。

これはある意味で、別の視点から物事を考えれば、多くの方に幸せを与えてくれた「令和のコロナ給付金 4630万円騒動(24歳の男編)」とも言えます。

もしも、ここから24歳男性の大逆転劇があるとするならば…?

本(書籍化)を出してベストセラーを目指す戦略を考えつつ、映画&ドラマ化されて印税が手に入るストーリーを考えなければいけません。

さらに「4630万円グッズ販売(ステッカー/キーホルダー)」も手広くやらなければなりません。

ただ、世間からの批判&反発を多く食らうのは当然ではありますが、誰も買いたいとは思わない可能性が非常に高いです。

やはり、ここは大人しく「”素直にごめんなさい”するしか良い解決策はない」のだと思います。

その後、5月16日(月)

・朝:阿武町は今週中に「被害届け」を出す方針になりました(副町長が記者会見)

・夕方: 4月の段階で警察による任意の事情聴取に応じていた事が判明(山口県内の警察署で2回)

男性の弁護士より

本人は、現在そのお金を所持しておりません(4,630万円)

現実的な問題として「返還が難しい状態」になっている。

今後の返還については、阿武町からの訴状内容を確認した上で、相手方代理人と協議をした上で、何らかの解決が図れるように検討していきたい

Q. お金を何に使ったのか?

・警察に資料を提出しているために事実を確認中。

・弁護士は本人から何に使ったかの聞き取りをしておりますが、資料がないので事実確認は取れず、記者会見では述べられませんでした。

・男性(24)の弁護士と阿武町の代理弁護士は把握済み
・現在も男性と連絡が取れる状態で、所在が不明になった事実はない。

・警察にスマートフォンを提出したために連絡がとれなくなっていただけ。

・今後も警察等捜査機関から要請があった場合、必ず事情聴取に応じると考え

な、なんとっ!?

4,630万円騒動男は「逃げも隠れもしていなかった」

という事が判明しました。

さらに当初、男性が阿武町の職員に言っていた

返還できないです。

既に入金した金は動かしている。

別の銀行の口座に移した。

もう元に戻せないので、どうしようもない。

逃げることはしない

犯罪になる事は分かっている

だから、罪を償います!

という内容から

逃げることはしない

本当に逃げも隠れもしていなかった!

警察にスマホを回収された事で連絡手段がなく、阿武町と連絡が取れなかっただけでした。

犯罪になる事は分かっている

4月に山口県内にある警察の事情聴取に2回応じていた!

きちんと警察からの要請にも応じていたようです。

だから、罪を償います!

既に全財産を使ってしまっていたから、この答えしかなかった!

これらの発言は4月21日(土)

ようやく4630万騒動男と面会が出来た時に職員が言われた発言になります。

ちなみに3日前の4月18日の時点で、口座残高は「6万8,963円」しかありませんでした。

この日は最後の博打(バクチ)に出て、543万 6万8,963円になってしまった運命の日でありました。

この事から誤魔化しのハッタリではなく、これらの発言は「真実」だった事が明らかになりました。

今の所、彼は嘘はついていないという事が確認出来ました。

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。