違法漫画サイト サーバー会社に4億円の法的措置

● 違法漫画サイト サーバー会社に4億円の法的措置
違法漫画サイト問題について
サーバー会社に4億円の法的措置になる事が分かりました。
一般的に本屋&電子書籍として売られている漫画なのですが
これらをネット上で無料で配信されているのが違法漫画サイトになります。
この違法漫画サイトに対して
・集英社
・講談社
・小学館
・KADOKAWA
大手4社の出版社が集まり
違法漫画サイトの運営者に対して
刑事告訴
をした上で
さらに
損害賠償請求
の法的措置を進めるために名前・住所・電話番号・IPアドレス等の開示情報を申し立ていました(2021年11月)
ここにきて違法漫画の管理人である運営者が海外を拠点にしているために個人を特定することが難しくなったようです。
当初は、裁判所からアメリカのグーグルを始めとしたプロバイダー&レンタルサーバー会社に対して開示命令を出していましたが、結果はNGだったようです。
そこで、今度は違法漫画サイトのデータが置かれていたレンタルサーバー会社(データ配信会社)の「クラウドフレア」に対して、「約4億円」の損害賠償を起こす事が分かりました。
詳しい経緯を分かりやすく簡単にまとめますと…?
月間3億回もアクセスがある違法漫画サイトがあるな
(約4000点の漫画作品を配信)
↓
大手出版社の集英社・講談社・小学館・KADOKAWAが集結
↓
売上の邪魔をしている著作権侵害サイトなので追い込んで訴えちゃおう!
↓
法的措置を進めるために名前・住所・電話番号・IPアドレス等の開示情報を求める
↓
違法漫画サイトは海外に拠点を置いているから日本からじゃ個人を特定する事が困難になった。
↓
困ったなぁ、どうしよう…?
何か良い案はないものなのか?
↓
(!)思いついた。
そうだ、漫画データを置いてある所を訴えればいいんだ!
違法漫画サイトは、どこのレンタルサーバーと契約しているのかな?
※ レンタルサーバー = 完成したホームページのデータ等を保管しておく場所になります。
↓
違法漫画サイトの運営者(管理人)が漫画データを配信するために米国会社の「クラウドフレア」と契約していた事が判明。
クラウドフレア = CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)と言いまして、運営者に代わってデータを配信するサービスを提供しています。
今回の場合、違法漫画サイト側の漫画データのみを配信していた罪に問われます。
ま~たぁ、アメリカなのかぁ~。ダメ元でも調べてみるかぁ。
↓
あ、米国企業でも「日本のサーバーから漫画データが配信されている事が分かったぞ」
日本から配信されているので、責任転換先としていける!
↓
出版社大手4社「違法漫画サイトからアップロード(提供)された漫画データを削除せずに無視して配信を続けていたクラウドフレアが悪い(きちんと管理しないのは何様だ)」
↓
違法漫画サイトのデータが置かれていた「クラウドフレアを訴えちゃおう!」
↓
4億円の損害賠償を求めて準備中
という事になります。
クラウドフレアは米国企業であるのですが、日本国内にあるレンタルサーバーから漫画のデータファイルが配信されていたようでした。
クラウドフレアを取材した朝日新聞より
著作権侵害に直接的に関与していないから知ったこっちゃないよ
当社が問題の根源ではない
とコメントしているようです。
漫画の違法サイトは2017年頃から問題となっています。
大規模の漫画違法サイト「漫画村」の運営者は
2021年6月に著作権法違反の罪で
「懲役3年」の実刑判決
既に漫画BANKは閉鎖されています。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。