松山千春さんとダウンタウンその3

松山千春さんとダウンタウンその3

HEY!HEY!HEY!

松山千春さんとダウンタウンその2の続きになります。

3回目に3年半ぶりに出演を果たします。

松山千春さんが松ちゃんに対して

お前、控室で怖かったらしいな?

松ちゃん

めちゃめちゃ怖いですよ。そんなもん

何を言うてるんですか

意外と小顔やし!

えー!小顔!って思いますよね

浜ちゃんが

今日は、あのチャンプですけど

千春さん 何を歌っていただけるんですか?

松山千春さん

いや、お前たちーなっ?

聞きたいような歌あったら

ヒット曲が無いんだからさぁ

浜ちゃん

そんな事ないじゃないですかぁ

当たり前よ(怒)

そんなことないさ

浜ちゃん

そらそーですよ

めちゃめちゃありますよ。

松ちゃん

千春さん

今回、え?

新曲じゃないんですか?

浜ちゃん

(松ちゃんに対して)そんな新曲 唄ってもらうてもお前

なにぃ!(怒)

浜ちゃん

いや、そういう意味じゃないです。

チャンプやし。

松ちゃん

あれは悪い奴ですよ

浜ちゃん

みんながやっぱり

僕的には、やっぱり「恋」とかうたってほしいですよね。テレビで。

松山千春さん

あぁ~、恋なぁ

いや、あのぉ

本当に、みんなの期待に応えられるような

ぜひ歌を歌わさせていただきます。

浜ちゃんより

(強めの口調で)あの、ちゃんと唄ってくださいね

松山千春さん

お前、バカだねぇ~おまえ

(浜ちゃん:いや、違うんです)

俺ね、普段はガラ悪いけどね

(浜ちゃん:はい)

歌いだしたら真面目なの

(浜ちゃん:そうでしょ?いや、違うんです。千春さん)

どんだけいい子か

(浜ちゃん:そうですかぁ~?)

ほんとにいい子、いい子

浜ちゃん

あのぉー、なんか、たまぁ~にあの、昔の歌を唄う人って

「そこ、お前のばしてなかったやんけっ!」とか

(松ちゃん:あ、なんか変なアレンジが加える)

あんな歌い方されたら、きついんですよ。

松山千春さん

お前、俺と北島さんと一緒にしてんのか!

(浜ちゃん:いやいや、違いますよぉ~、なんちゅう名前を出すんですか)

(松ちゃん:何を揉めさすんですか、誰もそんな事、何1つ言ってないじゃないですか)

ば~か、北島さんって北島康介かもしれないじゃないか

(浜ちゃん:なんでやねん!)

ここで松ちゃんが

ついつい我々はコレを思ってしまうんですが
(北島三郎さんのトレードマークである鼻の穴のポーズをします)

松ちゃん

千春さんあれですよ

前室で何飲んではるんかなと思ったら

「ジキニン」飲んでましたよ

松山千春さん

いやいやぁ~、好きなんだ俺あれ。

俺が捕まるとしたら、あれで捕まったと思って

どういう訳だか好きなんだ。

甘くておいしいんだ。

風邪薬うんぬんより

ただ飲んでんのが、ちょびちょび飲むんだぞ?

浜ちゃんが真剣な顔して

あれ別に何もないのに飲んでいいんですか?

松山千春さん

(不安げに)ダメじゃないのぉ~?

いや、違う違う。

(ねだるように)おいしいんだって

浜ちゃん

え?それ、ジキニンになんかいれてんちゃいます?

一同

アハハハハッ

最近の音楽について

松山千春さん

いやぁ~だってさぁ

今日、お客さんきてるけどさ

そのぉーあんだけ200万枚、300万セールスされて

なんで子供から、じいさん、ばあさんまで歌えないんだろう?なぁ?

もっと、みんなが知ってて、いい曲だろうってある訳だよ。なぁ?

それなのに例えば、演歌の、なぁ?

それこそ、あのぉ北島さんからだぞぉ?みやこさんから何から

ああいう人達の曲だったら何となく耳に残ってたりなんかしてるわけじゃん?

けど、あの人達、絶対200万、300万っていうのは売り上げはないからな

だから、どこに力があるんだろう?っていうのは

やっぱり歌に力がないんだろうと。なっ?

彼女たちは、当然、それなりの歌は唄っているけど

もっと、もっと、その…

みんなの心の中に残るような歌がないんだろうと

松山千春は、どうなんですか?

おれぇ? 天才だからなぁ
違うんだぁ

俺ね、そのお前たちに言っておきたいんだけどさぁ。なっ?

例えばさ、俺にな

歌だぞ?歌の部分で音楽の世界でな

今日、明日、評価が出るような歌は唄えませんと私は。なっ?

(浜ちゃん:なるほど)

ましてや俺の歌もな

今日、明日、皆さんに評価していただこうと思って唄ってません

100年が経ち200年が経ちよ

500年~が経って

(浜ちゃん:長いわっ!生きてへんわ、そんなん)

ウハハハッ(笑)

いやいやいや、だからお前たちの

(松ちゃん:分かります。でも、はい)

5代先、6代先のさぁ、子孫がだぞ?手にした時に

あ、なんて日本に素晴らしい、なっ?

シンガーソングライターがいたんだろう

そういう評価が出るかもしれん

浜ちゃん & 松ちゃん

ただ、じゃあ、千春さんがフサフサの頃に物凄い売れたでしょ?

あれは、なんやったんすか?

自分で、別にだからヒットさせたいから作ったという事じゃないんですか?

松山千春さん

ううん、全然

お前な、曲作る奴はな

これヒットさせよう、うんぬんって絶対思ってないって

(浜ちゃん:あぁ、そぉですか?)

そりゃ、みんなに聞いてもらいたいとは思ってるけど

ヒットするうんぬんって考えてないって

だから、俺はそんな評価は求めてないから

浜ちゃん & 松ちゃん

あの頃、何年もず~~~っと

(まっちゃんも被せて)すごかったですね。

出す曲、ぜ~~~んぶベスト1(ワン)

これに対して

松山千春さん

今が落ちぶれてるみたいに

聞こえるじゃないか
(浜ちゃん:いや、違うんです)

お前、バカか?

(浜ちゃん:違うんですって、誰もが知ってる歌を一杯もってるでしょ?)

お前、そのコメントだったら、俺これ泉水谷さんと代わるぞ

お前ね

お前達はね

俺のことをさぁ?

単なる

”毛のないミュージシャン”

と思ってるかもしれないけど

松ちゃん

それはぁー、思ってないですね

さすがに、それはさすがに

浜ちゃんが

千春さん1個だけ聞いていいですか?

なんで紅白でないんですか?

松ちゃん

あ、僕ね。

これ意外やったんですけど

一回も出てないらしいですね

松山千春さん

お前な

我々、超一流のミュージシャンがよ

12月31日だぞ、お前?

(年末の)暮の押し迫った時間に暇がある訳ないべ

バカヤロウ

浜ちゃん

でも、毎年、歌手は、やっぱりあそこに出たいみたいなぁ

松ちゃん

じゃあ、千春さんは大みそかに何をしているんですか?

松山千春さん

家に帰って紅白みるだろっ!

松ちゃん

めちゃめちゃ暇やん!

浜ちゃん

見てんねや

松山千春さん

見るのは好きって

浜ちゃん

何で出ないんですか?

松山千春さん

あー、また二流、三流の歌手が出て

頑張ってるねぇ~と思って見てるよ

浜ちゃん

おいっ、千春!

北島さんとかも出てる訳ですよ?

(松ちゃん)そうですよ?

松山千春さん

俺が出たらトリに決まってるべや!

当たり前だべ

北島くん、五木くん、ちょっと避けなさい

僕が唄うから。

松ちゃん & 浜ちゃん

オファーは、もちろんあったでしょうね?(あるでしょうね?)

それを蹴ってる訳しょう?

松山千春さん

前、あったなぁ~

俺なぁ~、みんな失礼な事してんだよ。NHKにも。

(浜ちゃん:そうなんですか?)

前なぁ、ここは違うけどよ

レコード大賞ってあんじゃん?

なっ?あれもその「長い夜」かなんかの時かな?

「季節の中」だったかな?

来たんだよ?

レコード大賞ってなんだか審査員っているもんな?

そいつらが何十人もいる訳だよ。

そしたら、うちの事務所に電話がきたんだよ。

「松山さんの曲がノミネートされましたんで審査員の方々に全部聞かせるんでCDを送って下さい」と

そしたら、うちの事務員が「買ってください」と

それ以来、何の話も来なくなったな…

松ちゃんが

いや、でもぉー

かっこいいです。

かっこいい話です。

松山千春さん
(ここで松山さんは重要な事を語ります)

あったりまえだよな

(松ちゃん:当たり前の話です)

バカヤローってな

(松ちゃん:バカヤローって)

俺に言わせりゃあな

レコード大賞の審査員であろうがな

小泉総理であろうがな

その辺のおっちゃんだろうがよ

拍手もらえば、お客さんなんだから

(浜ちゃん:なるほどぉ、なるほど)

だろぉ?

てめぇ、総理大臣だからってな?

俺のCDよこせなんて「100年早い」

(浜ちゃん:そりゃそうだっ)

(松ちゃん:え?小泉首相がCDよこせって?)

いや、言ってないんだけど。

(浜ちゃん:例えばっ!)

(松ちゃんに対して)お前、話の流れというものを考えろよっ!

だから、審査員であろうがな

よこせっていうのはないだろって

そんなの買うのが当たり前だろみたいな

そういう事やっている内にね

いつの間にか、そういうオファーがなくなっていったね。

けど、冗談抜きに真面目な話させてもらうとよ

自分たちの音楽活動の延長線上に

えーっ、紅白歌合戦とか、そういうものはありませんって

(松ちゃん:ま、ゴールではないですよね?)

全然ゴールでもないし、通過点でもないし

だから、そっちはそっちで、

例えば、演歌の人達が初めて出るとか

まぁ、我々の世界でも初出場だとか

それは、それで、もうおめでとうだよ(ここで拍手をします)

良かったね。頑張って歌えやみたいな

あんなギャラもなくてよ

ここで気づきます。

あ、お前たち出てんじゃん?そういや

松ちゃん

そうなんです。

松山千春さん

そうなんですじゃないよ バカヤロー

さらに続けて

あー、はいはい

分かりましたぁ

今の質問、分かりました。

俺達でも出てるのに

お前は出てねぇのか?っていう

なんだ、とぉーまわしにバカヤロー

あー、気づいた今。

という事でありました。

松山千春さんのイメージの印象についても語るシーンがあるのですが、

この当時はまっちゃんのボケもキレがありました。

浜ちゃんがはじめに

(松山さんのイメージが悪い印象に対して)

こういうのかなぁ?

こういうのはめてると何か…ほらぁ

松山千春さん

これが悪いって訳な?

イメージ的にな

なんで、家にあるもん全部もってくるんだもん

どこで倒れてもいいように

ここで、松ちゃんが

ちょっと、すみません

ちなみに、これ

おいくらぐらいなんですか?

まさか「ガチャガチャ」じゃないですよね?

これが欲しくて何回もやったんじゃないですよね?

(浜ちゃん:やっと取れたーいうて)

かなりのもんですよね?ダイヤですよね?完全に

笑てるでオイ

これに対して

後でミーティングだな

ダウンタウンさんと松山千春さんのやり取りについては

当時リアルタイムで見ていて印象に残ったのですが、

松山千春さんは歌は当然ではありますが、お笑いのセンスもピカイチでありました。

ダウンタウンさんとも相性が良すぎますね。

個人的に

・(自分の評価を)別格

・(歌唱力を美空ひばりさんと比べて)五分だな

・(紅白は出ずに)家に帰って紅白みるだろっ!

が何度見ても面白くて印象に残っていますね。

ジキニンをチビチビと飲むくらい好きなんだと

素敵な笑顔で語っているのも印象的でありました。

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。