松山千春さんとダウンタウンその1
● 松山千春さんとダウンタウンその1
HEY!HEY!HEY!
フジテレビで1994年10月17日~2012年12月17日まで
毎週月曜日の夜8時~8時54分まで放送されていた
ダウンタウンが司会を務める音楽バラエティ番組
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMPより
(ヘイヘイヘイ ミュージックチャンプ)
松山千春さんが出演していた時の「面白かった名シーン」になります。
松本人志さん(松ちゃん)と浜田雅功さん(浜ちゃん)によるお笑いコンビのダウンタウンと名曲揃いの松山千春さんの掛け合いによるやり取りの内容について
個人的にミュージックチャンプの中でBEST3を争うくらいまでに一番面白く印象に残っているため、簡単にまとめさせて頂きました。
あまりにも解説が長くなり過ぎてしまいましたので、3つの記事に分けさせて頂いております。
今夜のミュージックキャンプは、この方
松山千春さん
といった浜ちゃんの元気な声の紹介で華麗に登場してきます。
浜ちゃんが
今まで色々ゲスト来てますけどぉー
(松山千春さんに対して)一番偉そうです。
これに対して
松山千春さん
だって、この番組(Hey!Hey!Hey!)
たいしたの
出てねーじゃん、ねぇ?
(お客さんに問いかける)
ご自身のテレビ出演としゃべり & 頭の輝きについて
(松ちゃん:千春さん、でも、あんまりーテレビ好きじゃないんですよね?)
基本的に好きじゃないよな。
時間掛かるんじゃない
朝から来てよぉ
その後、座りトークへ
本当に初めてだな
(松ちゃん:そうなんですよ。だって、千春さん出ないですよね?テレビ)
(浜ちゃん:昔、松山千春がグワァーーーいってる時にラジオやってたじゃないですか?)
ちょ、ちょっと待てよ。
そのグワァーーーいってるって、今は何なんだよ
(浜ちゃん:いやいや、僕らが中学の時に行き過ぎてた頃ですよ。たまたまテレビつけたら、しゃべってて。なんやこいつの喋り方、誰やぁ、生意気な喋り方して偉そうな奴やなぁ、こいつと思うて。そんなら松山千春のなんとかかんとかって、あ!これが松山千春なんやぁ)
俺、本当はな
しゃべるのが嫌なの
なぜかっつったら、しゃべり方が丁寧じゃないし、な?
(浜ちゃん:お前さぁーとか平気で言うじゃないですか?ラジオのリスナーに)
だって、俺がだぜ?
「あなたね」って言ったら、おかしいべぇー?やっぱり
(浜ちゃん:いやいや、違う違う。あのフサフサあった頃の松山千春は、それでもいいと思いますよ。あの頃、かっこよかったですよねぇ~)
あの頃って、なにぃ(笑)
(浜ちゃん:いや、ほんまに。歌もええし、かっこええなぁと思ってましたけど。いつからぁ…)
(松ちゃん:すんごいなびいてましたよ。いろんな意味で)
今は輝きがあるでしょ?
(浜ちゃん:今は輝きがありますけど。良かったですよ。あの頃)
井上陽水さんの評価について
俺たちの世界だったら
陽水は上手いよな。
(ヘイヘイヘイに)陽水出たことあんだろぉー?
浜ちゃんが
はい、ちょっとトークだけ出て頂きました。
松山千春さん
歌は唄わなかったの?
浜ちゃん
今度チャンプ出てくれって頼みました。
これに松山千春さんがお怒りの様子で
バカヤロウッ!
陽水、早く出てこいよ。
谷村新司さんについて
谷村出た?これ?
(浜ちゃん&松ちゃん:まだ出てないです)
出ろよ
早くお前
何やってんだ
さだまさしさんについて
さだは?
(浜ちゃん&松ちゃん:さだまさしさんもきてないです。出てないです)
(さだまさしさんについて)ま、呼ばなくてもいいけど
松ちゃんが思わず
僕らもね、この世界じゃ、そこそこ毒舌って言われてますけどね
(松山千春さんに対して)暴走機関車ですよ
松山千春さん自身の偉そうな態度のキャラクターについて
真剣な様子で語っておりました。
いやぁ…けど、冗談抜きにだぜ
俺みたいにさぁ、北海道の田舎から出てきた人間がさぁ
あのぉー…誰も聞いてくれない訳じゃない?
最初、俺の歌なんかさぁ
そしたら、やっぱりあれじゃない?
突っ込むしかないんじゃない?相手に対して
なぁ、だから上の人間たちにね
例えば、陽水(井上陽水)にしてもさ、拓郎(吉田拓郎)にしてもな
おい、ちょっと勝負しようよ、勝負しようって
(浜ちゃん:えーっというか、あのぉ…先輩は先輩なんですか?)
大先輩よ、みんな。
(浜ちゃん:陽水さんも拓郎さんも大先輩なんですか?)
大先輩
(浜ちゃん:おい、勝負しようよ?)
いや、だって、それしかないだろっ?他に
だから、俺の仲間というか同じくらいの年代つったら
(サザンの)桑田だろ
(観客席より)えーーーっ!
なによ、その「えーっ!」は?
バーカァ、桑田は学年が一緒だろぉ?
(浜ちゃん&松ちゃん:あー、そうなんやぁ~)
だから、昭和30年だから俺、生まれが。
だから、えー、ひろみが一緒だよ。郷ひろみ。
(観客席より)えーーーっ!
「えーっ!」って同じアイドルとしてデビューしたんじゃないか?
(浜ちゃん:誰がアイドルやっ、誰がアイドルなんやねん。年じゃないでしょ?同期って事でしょ?)
年一緒よ
(浜ちゃん:ヒロミ郷と松山千春は同じ年なんですか?)
さんまも一緒じゃない?(明石家)
俺がデビューした時に、その頃、な?
同じレコード会社で一生懸命やってたのが
ツイスト
チャー
原田真ニ
第一線でやってたんだから。
そん時に俺はコンサートで地方周りをず~~~っとやってた時期だから
(浜ちゃん:それは、別に、こいつらはこいつらやみたいなとこでしょ?)
全然構わない
(浜ちゃん:テレビでバンバンやってた頃の)
どうせ そのうち
いなくなる人間だから と思ってた
俺は地道にコンサートをやっていくしかないなぁ~みたいな
(松ちゃん:逆に、こいつはアカンでと思ったのに結構いってしまったのは誰やったんですか?)
(浜ちゃん:外れたっていうのは?)
いないなぁ~
財津和夫(元チューリップ)の評価について
(歌が上手い人は)財津
元チューリップのな
財津はうまい
郷ひろみさんの評価について
郷ひろみ、な?
ひろみが歌上手いか?下手か?って言ったらさぁー(笑)
一般、普通に考えればさ、常識に考えればさぁ
下手なんだ?
やっぱり声量ないしさー、音程も悪いしさぁー、下手なんだけど
けど、「僕たち男の子 ヘイヘイヘイ♪」ってさぁ?
あれ、誰が歌える?
(浜ちゃん:笑 いや、誰がってっ!あれはヒロミ郷の代表作ですからね)
だろぉ?
だから、あいつしか歌えないんだよ
そしたら、やっぱり歌上手いんだよ
浜ちゃんのH Jungle with tの評価について
だから、(浜ちゃんに向かって)お前の歌もそうなんだよ
あれ、誰が歌える?
(松ちゃん:なんか、あのぉーヤクザの家に遊びにきたみたいにってもうた)
俺達から言わせてもらえば
音楽ってハートだろぉ?
心だろ?なぁ?
(浜ちゃんの方に向かって)心が入っている歌うたってるねー
(浜ちゃん:いや、そんな、いいじゃないですか。僕はもう、それはもう。ずっと謝ってますよ)
いや、違うの。ああいう風に音程が悪くてもいいわけ
(浜ちゃん:ぬははー、いいんですか?別に?音程外しておけば?)
全然構わない。
(浜ちゃん:ああ、そうですか)
(浜ちゃんに向かって)まずはハートだから!
(浜ちゃんに向かって)次に音程!
(浜ちゃん:ぬははー、やっぱ二番目に音程くるんや。大事なんや)
TUBEの前田さんの評価について
この間、(歌が)上手いと思ったのはチューブの前田かな?
前田は上手い
一緒にカラオケやった時に、まぁ、一緒にやった時に柳葉(敏郎)も一緒にいたから余計に上手く感じたかもしれないけど、な?
あいつが俺の恋を歌った時は、めちゃ上手かったな
(浜ちゃんから:自分よりも?)
バカァ。俺を、俺を超えられる訳ないじゃないか
アイツが(俺の)恋を歌ったのよりも俺が「あー夏休み」を歌った方が上手いって
ドリカムさんの評価に対して
(DREAM COME TRUE)
ドリカムだって
最初に会った時に、こいつら、いくなぁ~(売れる)と思ったから
歌うまいなぁ~と思ってたからな。いいグループだなぁと
まぁ、男はいてもいなくてもいいなぁと思ったけどな
吉田美和の後ろにいる男たちがバカ
要はさぁ、あれはあれで必要なんだけどさぁ
LOVE LOVE LOVE♪って、やんなきゃなんないから
あいつらも頑張ってもらいたいよな。それなりに
売れてるから頑張ってるって、そういう問題じゃないって
TRFとかの最近の音楽の評価について(1995年当時)
だから、よく言われるよ。
TRFとか色々いるじゃない?
「松山さん、ああいう音楽どう思いますか?」と言われてもさ
来年いたら、お話しますって。
(浜ちゃん:……これは、でもね。もっともな話ですよ。そら、そーぅですよ。ね?)
3年、5年とな?
積み重ねて一生懸命音楽やっている人のな?
その人の批評なら出来るよ?俺は、な?
(松ちゃん:あのぉー、北海道行きのチケット用意しといて)
矢沢永吉さんの評価について
けど、まぁな
今度、機会があったら
俺より、もっとしゃべりが過激な奴な
あいつは嫌いだとか、そういう奴がいたら出してくれよな
あ、矢沢(矢沢永吉)を呼べばいいじゃないか?
(浜ちゃん:ヤ・ザ・ワ?)
(浜ちゃん:それは矢沢永吉ですか?)
うん、呼べやぁいいじゃん
(松ちゃん:矢沢は、矢沢の呼び捨てでいいんですか?)
そんな親しきゃあ、ねぇ~からね
(浜ちゃん:どんな感じの人ですか?)
う~ん、似たような感じよ、俺と。
ただ、俺より口数は多いとは思えないけどな
(浜ちゃん:今、言うたメンバー全員いたら、凄いっすよ)
最高だよなぁ~!
(浜ちゃん:もし、そういうのやるってなったら来てくれますよね?)
(即答)あー、もう真っ先にくるよ。
(浜ちゃん:司会してくださいよ)
俺、音楽番組の司会をやりたいんだよ。本当は
本当はやりたいの!
紹介したいわけ
この子は顔は悪いですけど歌はうまいです!とか
それではXXX(ピーッ)さんどうぞって
(浜ちゃん:おいおいおい)
(松ちゃん:あのね、そんなもんね。5回、6回放送でね、ゲスト誰もけーへんになりますよ)
ドラマの主題歌とかCMとかについて
(ドラマの主題歌とかCMでヒットしている傾向について)
絵に邪魔にならないような歌をうたってる人間たちは、いいよな?
けど、俺は、「絵」と「俺の歌を勝負」したら、俺の歌が勝っちゃうからさぁー
(松ちゃん:凄い、凄い、もうめちゃめちゃ良いですよ)
だから、俺の歌はドラマとかコマーシャル(CM)とか使わない方がいいですよって
俺は、そういうポリシーで
(松ちゃん:いやいやいや、なかなかね。言えないですよ。それがね。思ってても)
小田和正さん & 中島みゆきさんの評価について
小田(小田和正)でも、みゆき(中島みゆき)でもさ
それは、それでいいわけ
だって、あいつらの音楽って、それだけの力しかないんだからさ
それは、それでいいわけ
けど、俺のは強すぎて…
1回目に出演した時のVTRを振り返って
浜ちゃんが語ります。
千春、てめぇー主題歌やってんじゃねーかよ
(毎週火曜日にやっていたドラマ みにくいアヒルの子)
松山千春さんより
違う、違う、違う
俺はねぇー、言っときたいけどさ
あの頃は若かった(1年前に言った内容)
違うの冗談抜きに
あれ、9時かな。フジテレビのディレクターが来てさぁ~
わざわざ来てだぜぇ
「ドラマの主題歌をね。作ってもらいたいんですけどー」って言うから
それが岸谷五朗君、彼が北海道出身の教師の役で、まずそれで心を動かされた訳だよ。
北海道で心を動かされたの
「北海道から東京へ出てきて色々な挫折をしながら教師を続けていくドラマなんです。こういうドラマの曲をかけるのは千春さんしかいないんです!」
この言葉だよ、お前。
この言葉を言われた時にパァーって頭に閃いたのが
そうだなぁ~「みゆき(中島みゆき)」では無理だなぁーみたいな。
みゆきは、もう東京に浸かっちゃってるからさ
だって、考えたの。ドリカムだと若すぎるだろ?
それで「大空と大地の中でを使わせて頂きます」という訳、いや
台本を見せて下さいと言って、変なトレンディードラマじゃないし
時代もんでもないし、(浜ちゃんの所を見て)竜馬でもないし
俺は、竜馬は嫌いだからさぁ、基本的に。
竜馬自身は不快感はないんだよ
ただ、竜馬を心酔してんのは武田鉄矢なんだよ
武田鉄矢が嫌いなんだよ。
俺、そういうパターンって凄い多いんだよ。
小室哲哉さんの評価について
武田鉄矢で思い出したけど小室哲哉に会った
俺、ちゃんと言っといた。
お前、浜田にプロデュースした曲、良かったじゃん。
去年の中じゃ、一番いいじゃん。
けど、好きか嫌いかと言われたら、
俺はお前の事は嫌いだと、ちゃんと言った
松本人志さんが
千春さんに、そう言われたら怖いですよ
「焼きそばパン買うて来い」とかいうたんちゃいます?
ここで、松山千春さんが
あいつは
パシリにもならない
まっちゃん
前ねぇー、あのぉー、長渕さん来たんですよ。長渕剛。
かな~りぃ威圧感ありましたけどね。
関係ないですかね?
松山千春さん
俺の威圧感と
アイツの威圧感は違うから
アイツのは病的な
(病的な)威圧感だから
と言いつつも
いや、長渕ってさぁー
あいつ本当はさぁ~
凄い、いい奴なんだよ。
性格的にも。ほんとに。
だから、あいつが何だっけ?
デビューした頃?
凄い低姿勢で「どうも初めまして、長渕です」みたいな、そういう感じだったぞ?
「今日はコンサート勉強させていただきます~(ちゃんと勉強してます)」とか言って
という事でありました。
松山千春さんとダウンタウンその2へ続きます。
ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。