アントニオ猪木さんが不安げな表情を見せた試合

アントニオ猪木さんが不安げな表情を見せた試合

その昔、2001年の大晦日に行われた

INOKI BOM-BA-YE 2001 こと「猪木祭り」になります。
(イノキボンバイエ)

・第1試合: マイク・ベルナルド VS 高田延彦

・第2試合: サム・グレコ VS 佐竹雅昭

・第3試合: エベンゼール・フォンテス・ブラガ VS ゲーリー・グッドリッジ
・第4試合: 子安慎吾 VS 石澤常光

・第5試合: ドン・フライ VS シリル・アビディ
・第6試合: ミルコ・クロコップ VS 永田裕志

・第7試合: 安田忠夫 VS ジェロム・レ・バンナ

初めて開催された猪木祭りでは

「アントニオ猪木 エキシビジョンマッチSP」で

アントニオ猪木 & グレート・サスケ VS ジャイアントシルバ & 紅白仮面が行われました。

元々、このイベントはK-1選手 VS 猪木軍(全7試合)による夢のような対決となっています。

それなのにも関わらず

なぜかメインイベントのごとく

アントニオ猪木さんが目立ってしまいました。

永田さんが試合後に「何かあった?」とオトボケしてしまうくらいまでに瞬殺(21秒)でKOしてしまうミルコクロコップ選手から

この当時は、無名でありギャンブル大好きの安田忠夫さんが借金返済のためにジェロムレバンナにギロチンチョークを決め込むといった輝かしい試合になっています。

でも、可愛そうだったのが永田選手は代役で出場しただけで、本当は藤田和之選手がミルコクロコップと対戦予定でした。

あのPRIDEで最強だったエメリヤーエンコ・ヒョードルを一瞬でもピヨらせた伝説のフックを持っている藤田選手は、この当時アキレス腱を断裂して不出場でした。

さらに小川直也選手(UFO)にもオファーがあったみたいなのですが、断っていたようです。

これに対して石井館長は、ぶち切れてしまいました。

さらにアメリカ人選手のガイ・メッツァー選手に覆面をかぶせてタイガーマスクとして試合をさせる予定だったらしいです。

格闘技の裏はトラブルだらけと言われている通りのまま

全てが上手くいかずに強行突破して猪木祭り 2001が開催されました。

そして、何より面白かった見所は…?

マイク・ベルナルド相手に開始から試合終了まで

終始3R お互いに睨み合いっ子の様子見のまま

動きが全然なく寝てばかりだった高田延彦さんから
(高田延彦さんは当時PRIDEで行われた VS クロコップ選手にも寝てばかりで呆れられる程でした)

サム・グレコ相手に

なぜかK-1選手だった佐竹選手が「猪木軍から出場」しているくらいでした。

そして、シリル・アビディ VS ドン・フライ選手に至っては

もはや…

K-1 VS 猪木軍ではなく

K-1 VS PRIDE(UFC)になってしまっています。

その4試合目が終わった後、
(全て3R時間切れのドロー試合で終了)

いつもながら猪木選手のテーマソング

イノキボンバイエッ♪

イノキボンバイエッ♪

の名曲と共に

”ホームレスの格好”をした

アントニオ猪木選手が登場してきます。

なぜか意味もなく

棺桶(かんおけ)を運んでいます。

そのままリングまで棺桶を運びつつ

リングに辿り着いたと同時に

ここから、いつもながらの猪木節(ぶし)が始まります。

みなさん、元気ですかぁ~っ!?

元気があれば何でもできるっ!
こんな暗い世の中だ

(なげ)いていても始まらない

道はどんなに険しくても笑いながら歩こうぜ

猪木が笑えば、世界が笑う!

と名言を語りつつ

世の中、まさに…

と発言した

次の瞬間…

棺桶(かんおけ)から出てきた

紅白選手に真後ろから不意打ちを食らってしまいます。

ここで猪木選手 VS 紅白仮面選手の対決が始まります。

それでも、さすがの猪木さんでありました。

着ていたジャンパーを

華麗に脱ぎつつ

すぐにジャンパーを

右手に持ったまま

まるでケンカをするように

武器にしてしまいます。

もうストリートファイトならぬ

ファイナルファイトのように何でもありです。

これには思わず

大先輩である猪木イズムを

朝倉未来選手も格闘技を盛り上げるためにも

参考にせざるを得ないようでありました。

ナイフを持った相手に対して

大先輩である猪木さんを

模範(参考の手本)とすべき

着ていたジャンパーを

すぐに脱ぎつつ

まるで猪木 VS 紅白仮面選手の

再現試合をしたかのように

ジャンパーを右手に持ったまま

ジャンパーを武器にしてしまっています。

ちなみに、この猪木さん伝承のジャンパー攻撃のお陰で

相手のナイフが地面に落とす事に成功しています。

この猪木さんの名シーンについては

路上の喧嘩でも有効という事が証明されましたので、

もしも相手がナイフを持っていた時のために

”護身術”として覚えておくと良いかも知れません。

2001年の出来事が20年の時を過ぎて

路上の伝説ならぬ

猪木軍の継承者として

ストリートファイトで再現されてしまいました。

これには思わず、

猪木イズム 最後の継承者である藤田さんも嫉妬してしまいます。

そんな藤田和之さんと言えば…?

ある番組で特集が組まれていた時に

トレーニングの食事には「ゆで卵が良い」として

何十個もの卵の殻を剥いた状態のまま

タッパーのお弁当箱にいれて持参して食べていました。

トレーニングの合間にゆで卵の「白身だけ食べるのかな?」と思いきや

いきなり、ゆで卵をぺろりと丸ごと一飲みで食べちゃってました。

どうやら、ご自身も分かっていらっしゃる様子で

いきなりインタビューアーに対して

藤田さんより(カメラ目線にて)

普通、ゆで卵だと

黄身は残して食べないでしょう?

(でも、俺は)もったいないから一緒に食べちゃう

と語っておられたのが、とても印象的でした。

トレーニング中にも関わらず、

ゆで卵の黄身を”もったいない”という理由だけで

ぺろりと丸ごと食べちゃうくらいだけありました。

藤田さんは桜庭和志さん同様に

とても温厚な性格であります。

話を戻しまして

いつもながら

逆ギレしやすい猪木さんは

”手加減”という言葉がないくらいまでに

紅白マスクマンの首を締め上げます。

この時、本当にマスクマンを窒息死させる勢いで

日頃のストレス発散なのか?恨みなのか分からない所ではありますが、

本当に思いっきり締め上げている感じでした。

何よりも

猪木さんの”顔の表情”が

全てを物語っている証拠でありました。

再びマスクマンの

お腹に対しても

何度もパンチを食らわせます。

ここぞとばかりに

・ケンシロウの「北斗百裂拳(ほくとひゃくれつけん)

・龍虎の拳よりリョウ・サカザキの「暫烈拳(ざんれつけん)

・ドラクエ&ファイナルファンタジー6のマッシュによる「爆裂拳(ばくれつけん)

のように何度も x2 もパンチを連打します。

パンチを連続技のように繰り広げていました。

まるで16連射(連打)の高橋名人ならぬ

エドモンド本田並の「百裂張り手」の連打でありました。

もう降参したい

紅白マスクマンは

「どんだけ本気でやってくるんだよっ!」

「エキシビジョンマッチのSHOWじゃないのかよっ!」

と言わんばかりに

内心、困り果てています。

いつも真剣勝負の

猪木さんに限っては

そんな事はお構いなしで

この「恐ろしい表情(裏の顔)」であります。

まるで力道山の付き人をしていた時に

壮絶な虐待をやられていた時の「逆バージョン」であります。

自分が同じ事を繰り返してやっては意味がないと言わんばかりです。

この後も弱い者いじめのように何度も紅白マスクマンをボコボコにします。

あまりにも格下選手に

大人げない姿(様子)で調子をこいているものですから

猪木さんは試合が始まると手加減知らず&突然逆キレしだす大人げない一面を持ち合わせています。

当時バラエティ番組に出演する度に何か気に入らない事や行為をされると、突然ムキになりキレだしたりする姿が記憶に新しいです。

毎度ながら小川直也さんが「まぁ、まぁ」となだめていました。

調子にのっている

アントニオ猪木さんに対して

これから力道山の付き人時代に経験した

つらい思い出を再び味わってもらおうと

制裁を与えるべく

挑戦者 現る!

SNK 餓狼伝説スペシャルより(挑戦者現る!)

挑戦者 現る!

突然、ジャイアント・シルバ選手が乱入してきます。

きちんとテーマソングが流れると同時に登場してきました。

懸命に止めているサスケ選手ですら

簡単にあしらわれてしまうくらいの迫力です。

ジャイアント・シルバ選手がリングに上がってきた瞬間に

あまりの”デカさ”と”迫力”に

猪木さんは驚いた表情にて

口を半開きにしつつ

あ然とした

この「困り果てた不安げな表情」であります。

猪木さんより

「ちょっと待ってよ?」

「え、これからやるの?」

「何も聞いてないんだけど?」

といった不安げで困惑表示の顔(素振り)をした

猪木選手が、とても印象的でした。

数分前まで調子にのっていた

この恐ろしい顔とは

似ても似つかない状態の正反対であります。

さらに驚いた事に

元プロレスラーならぬ

まずは観客席にいる運営に対して

ちょっと、どうなってんのよ、これ?

といった抗議を運営にしてしまうくらいなのです。

そんな事はお構いなしに

猪木さんの訴えを無視したまま

ゴングが鳴った瞬間に

今度はレフリーに対しても

え、本当にやらなきゃだめなの?
(何も聞かされてないよといった手の素振り含む)

と訴えかけるように抗議までしてしまっています。

よほどジャイアント・シルバ選手を

相手にするのが嫌だったんだと思います。

1998年に引退をしてから僅か3年でも嫌なものは嫌だったんだと思います。

でも、そんな猪木さんとは裏腹に

ここでジャイアント・シルバ選手の

表情にも注目してもらいたいのです。

猪木選手の困り果てた状況に

「余裕の笑顔の表情」

でありました。

ゴングが鳴った瞬間

不安げの表情にて桜庭和志さんのヌルヌル事件のように

何かを思いっきり訴えかけて

一生懸命しゃべっているようでした。

これには思わず

ジャイアント・シルバ選手までもが

空気を読みつつ

え、これ本当にやっても大丈夫なの?

と言わんばかりに

運営側 & レフリーの顔色を伺っている状態であります。

そうこうしている内に

試合が始まってしまいます。

こうなったら

「新日本プロレス魂」を

見せなければいけません。

お互いに組みつつ

ジャイアント・シルバ選手が

コーナーに追い詰めてから

ラリアットを連発して食らわせます。

再びラリアットを

食らわせようとした瞬間

1979年に死闘を努めた

「猪木アリ戦」を思い出したかのようにして

華麗な素振りで、しゃがみ技で交(か)わしつつ

倒れた状態のまま

次の瞬間…

なぜかコロコロと回りながら

リング外に出ていってしまいました。

さらに追い打ちをかけるように

ジャイアント・シルバ選手が追いかけていくのですが、

リング外でも

なぜか猪木さんは

”そのまま逃げていた”くらいでした。

年末年始という格闘技の大イベントで

観客席は満席で地上波放送されている状況でも

よほどジャイアント・シルバ選手とは対戦をしたくなかったのか?

この時ばかりは、本当に何も聞かされていなかった可能性が高いと思います。

あの猪木選手が

ここまで「焦るように驚いて不安げな表情」は

いまだかつて一度たりとも見たことがありません。

このように自らが主催する

エキシビジョンマッチであっても

あの大御所の猪木さんですら事前打ち合わせなしで、

尚且、何も聞かされていない

「八百長(やらせ)なし」でありました。

それでも、さすがは

モハメド・アリと異種格闘技選をやってきた

プロレスラーなだけあります。

最後に

「良い所を見せないとダメかもしれない」

と感づいた猪木さんは

ジャイアント・シルバ選手に対して

威勢の良さだけが超一流で

少し離れたリングの上から

ジャイアント・シルバ選手に対して

よく吠える負け犬のように

ここぞとばかりに「威嚇(いかく)」しつつ

大声で吠えだしました。

これに対して

ジャイアント・シルバ選手は

何言ってんだ、こいつ?

という感じで

なぜか猪木選手の威嚇が面白く感じたのか?

再び

(口を開けて)半笑い

でした。

しまいには

何か見てはいけない(聞いてはいけない)ものを

見てしまった(聞いてしまった)

という勢いで

猪木選手から顔をそらしてしまい

遂にはカメラに背を向けて

”上の空状態”からそっぽを向けてしまいました。

そっぽを向く = 相手を見ずに他の方を向いて無視 or 相手にしていない事を言います。

そんなこんなのハプニングがありつつも

なんだかんだ言って

結局、最後は

猪木さんの得意技でもある

懐かしの「卍固め(まんじがため)」で

アントニオ猪木選手の大勝利で幕を閉じました。

でも、ここでも注目しなければいけないシーンがあります。

なぜか勝利を決めた相手が再び紅白マスクマン(格下相手)になっており

格上相手の「ジャイアント・シルバ選手ではない」

という所が最大の見所とポイントになっています。

この時、空気を読む力に長(た)けているジャイアント・シルバ選手はリング外で

猪木選手の勝利を暖かく見守っている様子でした。

今回の名試合では

エキシビジョンマッチでも

こんなハプニングもあるんだなといった

アントニオ猪木選手が

普段、テレビの前では絶対に見せない「不安げな表情」

ジャイアント・シルバ選手は

身長のデカさの他に空気を読む力は”超一流”で

単なる ”でくのぼう” ではなかった!

という事が分かってしまいました。

過去に大相撲でも”やらせ”が大問題になっておりましたが…

全試合やらせなしのガチ試合 = 真剣勝負だった

「貴乃花(横綱)」を見習ってほしいものであります。

勝負ごとには常に真剣の「朝青龍(横綱)」ことドルジさんもですね。

例え、やらせの話を持ち込まれても

きちんと断っていたMMA(総合格闘技)の先駆者であり

グレイシーハンターことIQレスラーの「桜庭和志さん」も同様であります。

ヌルヌル事件では味方が誰一人いないとされる状況で、かつてみたことがない怒り具合で運営に対して猛抗議している姿が、とても印象的でした。

かつて桜庭和志選手も憧れていたとされる

初代タイガーマスクの”正義感”は忘れられずに

きちんと桜庭選手にも伝承されておりました。

これらは「真の格闘家」であると言えます。

80年代の初代タイガーマスクによる

プロレスブームから始まり

90年代のK-1ブームに続き

アメリカ本場のUFCから90年代後半から2000年代は

PRIDEである総合格闘技のブームと呼ばれて

年末の年の瀬には各地上波で放送が行われているくらいでした。

・寝技最強の「桜庭和志選手」or「ヒクソン・グレイシー選手」

・立ち技最強の「ミルコ・クロコップ選手」

・ムエタイ(キックボクサースタイル)最強の「ヴァンダレイ・シウバ選手」

・全てのバランスを兼ね備えた最強の「エメリヤーエンコ・ヒョードル選手」

・唯一、ヘビー級で日本人最強だった「藤田和之選手」
(ヒョードルをピヨらせてしまう伝説の左フックの持ち主)

PRIDE全盛期の試合は本当に面白かったです。

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。

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